東北ツーリング ~巻風に呼ばれて 石巻へ~

梅雨の終わりの大雨予報、それでも行きたい場所がありました。
私の住む九州から遥か遠い東北、宮城県石巻。去年の開催時には行きたくて行けなかった集まり。
「イシノマキホップワークス」
WIMAメンバーの高橋由佳さんが代表理事を務める、一般社団法人イシノマキファームが運営する クラフトビール醸造所。
そのビールに使われる ホップを栽培するホップ畑‼️WIMAメンバー有志で そのホップ畑に伺いました。
ホップの収穫のお手伝いをしたくて行ったのですが、収穫にはまだ早く少しだけ収穫体験をさせてもらいました。


お手伝いどころか、逆に由佳さんからホップ畑ではスペシャルなおもてなしをしていただき感激!
代表の柴田さんがWIMAの活動の中でご縁ができた、浜松のビストロ ヒルマンの オーナーシェフ 佐藤さんが参加されました。
東日本大震災後のボランティアで石巻に滞在していた事もあり、今回のこの機会に、また、石巻を訪問したい。由佳さんの活動も詳しく知りたいという事でご一緒する事になり、また大きなご縁が繋がる事になりました。
ホップ畑では 事前の準備も万端に整えてきてくださって、素敵な青空レストラン💓
心と身体に優しい美味しいお料理をふるまってくださいました。
お料理のアイディアやコツ。ベテラン主婦のはずの?私も 目から鱗のプロのお話を楽しく聞きながら、シェフのお料理の手捌きに目を奪われながら、美味しいお料理をいただきました。
お供はもちろん、イシノマキホップワークの「巻風エール」。摘みたてのホップを浮かべていただきます。爽やか〜とても贅沢な時間です。

被災地の炊き出しボランティアでも活躍している佐藤シェフのハイエース、今回も大活躍!
ホップ畑を満喫したあとは、シェフの運転で石巻の町の中に向かいます。
まず、東日本大震災で大津波の被害を受け、多くの犠牲者の方がでた 石巻市立大川小学校。
つらい場所ですが、目を背けてはいけない。
立派な記念館が校庭にできていました。時間が経つのを忘れ 展示の資料を見入ってました。
被災した土地には 綺麗な建物が建ち、復興はしていますが、被災してここで生きる人達には震災は終わりはない。


その後は、由佳さんのビールの醸造所見学へ。隣には出来立てのビールをいただけるタップルームが完成していました。
醸造所では原料や製造の説明を聞きました。ビールって生き物!
あのホップ畑で収穫されたものを使ってできたビール、いつかここ現地でいただきたい!
この醸造所は、元は古い映画館。醸造所になってない部分は そのままの形で本物のレトロな映画館が残ってます。
その見学も面白かった! 古いポスター、映写機。技士の方が書き残した映写の仕方のメモ、走り書き。
そこでの昔の人の営みを 肌で感じる 貴重な体験でした。


皆んなで記念撮影。


暑い夏の夕方に朝からの楽しい一日の締めくくり。地元の温泉へ 少し山の中に車を走らせます。
夜はAOYAに戻り準備してくださっていた地元の食材を楽しみ、それぞれ違う種類のイシノマキホップワークスのクラフトビールで乾杯。
この「Village AOYA」 は古民家をリノベーションして、ゲストハウスのように宿泊も可能。また、一般社団法人イシノマキ・ファームが運営する、ファームステイや農業体験プログラムの拠点になってるそうです。
包み込むような由佳さんの笑顔と癒しの空間の古民家、本当に癒される、また来たい、と思える場所なんです。


ここに集まるまで メンバーはそれぞれ自分のツーリングを楽しんで走ってきて、ここで仲間に会い、今の石巻の風景を見て、その中で人の為に生きる由佳さん、誰かの為に動く佐藤シェフの姿、被災地石巻で大事な何かに心を動かされて、またそれぞれ次の旅先や帰路へとバイクを走らせる素敵なツーリングの旅。
また来年 ここに戻ってこよう。
その時に自分がちょっとでも成長できるように日々大切に生きようと思える、貴重な石巻での小さなミーティングでした。